「原音重視」プリアンプ
発端は疑問から。
昨今、アコースティックギター用の外部プリアンプは機能が多彩で、EQやゲインの可変幅も大変広くなっています。
一見便利そうに思えますが、いざ使うにあたって”豊富な機能”が混乱の原因になってはいないでしょうか?
そして、ギターの持つ本来の音色が損なわれてしまうほどのEQやゲイン、必要でしょうか?
エレクトリックギター・ベースでは往年のヴィンテージエミュレーションなど、積極的に音色を変化させる「エフェクター的プリアンプ」が多く、使われ方も曲中や楽曲ごとなど限定的なものになっています。
ベーシックなサウンドメイク、本当の意味での「プリアンプ」を求めてみると、思いの外、見当たらないのではないでしょうか?
演奏者と音楽に必要なものだけを。
Primal Preampは、入力された音を尊重しつつ補正・補強することを第一とし、機能を必要最低限に抑えることで、「音質重視」であると同時に「演奏に集中できる」プリアンプを目指しました。
完全ディスクリートで構成された回路は、楽器そのものが持つ「本来の鳴り=弾き手がダイレクトに感じている楽器の鳴り」そして「演奏の繊細なニュアンス」を損なう事なく出力します。
幅広く活用いただけます。
Primal Preampは楽器の本来の音を素直に出力するため、アコースティックギター、ウッドベース、エレクトリックギター・ベースと、接続する楽器を問わず、幅広く活用していただけます。
常にオンにした状態での使用もおすすめで、ラインの音色を豊かにすることができます。
また、他社D.I.と組み合わせて使用する場面でもPrimal Preampは真価を発揮します。(*1)
アコースティックギターに後付けされた様々な種類のピックアップ(ピエゾやマグネティック)にも対応でき、弾き手の求める楽器本来の鳴りをひきだします。
複数の楽器を持ち替えた時の音量差や音質補正、出力が小さい(大きい)場合の音量調整等にもお使いいただけます。
(*1) D.I.機能について
本製品ではD.I.機能の搭載は見送りました。
様々なエンジニアの方々とお話しさせて頂く中、エンジニア皆さんそれぞれのお気に入り・使い慣れたD.I.をご使用いただく事を尊重する方がより良いと考えたためです。
本製品のコンセプト的にも、それは良い選択と自負しております。
が、
MBI Sound EngineeringではD.I.も鋭意開発中です!
製品の機能
Volume | 0~約5倍(14dB)で調整可能。 |
Body | ピエゾなどで拾った巻弦の音をふくよかにする狙いでチューニング。 弾き手が感じているダイレクトな鳴りを引き出します。 |
Shine | 音の抜けに特化させ、雰囲気や空気感を操る狙いでチューニング。 エレキギターにおいては、ハイエンドアンプにつないだ様な音抜けにもする事が可能です。 |
フットスイッチ | ボリュームを含めた効果のオンオフ。 メカニカルスイッチ切替ですが、クリックノイズに配慮。 高品位バッファードバイパスです。 |
製品一覧
PrimalPreampシリーズ:幅広い楽器に対応する「原音重視」プリアンプです。 | |||
PrimalPreamp | |||